カランメソッドかDMEメソッド、どちらを受けるべきかで迷っている方へ。
本記事では、カランメソッドとDMEメソッドの両方を継続受講した経験をもとに
- 2つのメソッドの効果の違い
- レッスンの特徴の共通点と違い
- 両方を継続して受講した私のおすすめ
の3点を簡潔にまとめました。
目的が合わなければ試すメリットがありませんし、レッスンスタイルが合わなければ継続が難しくなります。
本記事を読んでいただくとより自分の目的に合い、かつ継続しやすいメソッドを選べるはずです。
ちなみにざっくり書くと以下になります。
詳しく知りたい人は読み進めてみてくださいね。
カランメソッドとDMEメソッドの効果の違いは?
私は2つのメソッドを継続して受講をした結果、各メソッドで目指す効果が違うと感じました。
両者の違いを簡潔にまとめます。
カランメソッド | DMEメソッド |
【英語瞬発力を高める】 集中的に英語のパンプアップをして 英会話のスピードに勢いをつける | 【英語の土台をしっかり固める】 英文法やシンプルな文章を丁寧に見直して 正しい英会話を話せる下地を作る |
どちらも元になっているのは直接教授法です。
しかしレッスンを継続して受けてみると、明らかに上記のように目指す効果の違いを感じます。
あなたは自分のどの部分を強化したいですか?
各メソッドの効果や受講の感想の詳細はこちらの記事に書いています↓
DMEとカランのレッスンの具体的な違いと共通点は?
今度はレッスンスタイルやメソッドの特徴の違いと共通点を紹介します。
公式サイトにある情報だけでなく、私が受講してみて実際に感じた相違点をまとめました。
自分に合わないスタイルのレッスンを続けるのって本当に苦痛ですよね・・・。
「英会話は続けてなんぼ」だと思いますので、ぜひ以下を参考にどちらが自分に合うかを判断していただけたらと思います!
DMEメソッドとカランメソッドの共通点
DMEメソッドはカランメソッドをブラッシュアップした学習法なので、基本のレッスンスタイルは同じです。
- 先生が2回質問をして、生徒がフルセンテンスで答える
- スムーズに答えられるまで繰り返す
- コントラクション(it is→it’s、you are→you’re)を使う
上記のような特徴は、両メソッドとも変わりません。
さらに、実際受講して感じた共通点は以下です。
- 初級レベル時の難易度は両メソッドとも変わらない
- 例文に沿って答えていくスタイルもほぼ同じ
各メソッドのレッスンの違い
続いて、DMEメソッドとカランメソッドのレッスンの違いを一覧表にしてみました。
カランメソッド | DMEメソッド | |
---|---|---|
スピード感 | 速め | ゆったりめ |
英語の種類 | イギリス英語 | アメリカ英語メイン |
文法解説 | 少なめ | 多め |
コミュニケーション分量 (カリキュラム上) | 少なめ | 多くはないがある |
先生の先導 | 多め | 少なめ |
レッスン難易度の変化 | 急 | 緩やか |
レッスン内容の実用性 | たまに古い表現がある | 実用性を重視している |
スピード感の違いと先生の先導
DMEメソッドとカランメソッドでは、まずスピード感に違いがあります。
カランメソッドはたたみかけるようなスタイル。止まってしまった瞬間に先生がすかさず先導していくため、おのずと話すペースは速くなっていきます。
対するDMEメソッドは生徒が答えるのを待つスタイルで、カランメソッドに比べてゆったりとしたペースだと言えます。
以下、参考動画です。
QQ Englishのカランメソッド。
英会話のENGLISH BELLのDMEメソッド。
ペースの合うレッスンの方が負担なく継続できます。
文法解説の有無
DMEメソッドはカランメソッドの文法解説の弱さを補ったカリキュラムになっています。
そのため、自分が正しい文法で話せているか不安な人にはDMEメソッド
の方がおすすめです。
しかし、すでに知っている内容の解説を聞くのは時間がもったいないと感じることがあります。
文法知識がすでにある、あるいは予習で補える人にはカランメソッドの方が効率よく進められる可能性が高いです。
単語や文法解説が要らないという場合は
先生にスキップするようお願いすることもできますよ!
(DMEもカランも可)
コミュニケーションの分量
DMEのカリキュラムには、カランにない「コミュニケーションエクササイズ」が組み込まれています。
そのため、上の表では「カリキュラム上はDMEの方がコミュニケーション量がある」としています。
しかし実際に受講した感想としては、どちらもそこまで変わらないと感じました。
DMEのエクササイズは、自由に会話するわけではなく、学んだ例文を使って先生から生徒に1つ2つ質問してみるという非常にシンプルなものです。
コミュニケーションというよりは、
学んだ文型を定着させるための簡単な練習という感じ。
よって、個人的にカランとDMEで自由なコミュニケーションの分量はさほど変わりません。
自由なコミュニケーション力を鍛えたい場合は、フリートークなどのレッスンを並行して受けるのが最も効果的です。(実体験より)
進級によるレッスン難易度の変化
カランメソッドはDMEに比べて、ステージが上がるたびに難易度が急上昇していきます。
個人的にはカランメソッドのステージ5くらいからが顕著で、文章が長くなり瞬時にパーフェクトに答えるのが急に難しくなりました。
それに比べてDMEメソッドは緩やかに難易度が上がっていきます。
ゆっくり着実に進めたい人はDMEメソッド 、どんどん負荷をかけたい人はカランメソッドを選ぶのが良いと思います。
レッスン内容の実用性
実用性という面で、カランメソッドはDMEメソッドにやや劣ります。
DMEは3~4年に一度内容をブラッシュアップされるため、より実用的な表現を使ってレッスンができるからです。
またカランはコテコテのイギリス英語が多いので、アメリカ英語メインで学べるDMEの方が良いという方もいるでしょう。
しかし、日常的に大きく影響があるほどの問題ではないというのが私個人の意見です。
ダイレクトメソッドは運動で言えばアップと筋トレみたいなものなので、細かな表現などについては別途フリートークなどで調整していくのが良いと思います。
絶対にアメリカ英語で!というこだわりがあるならDMEメソッドにしましょう。
カランメソッドとDMEメソッドはどちらがおすすめ?
改めて、カランメソッドとDMEメソッドの共通点と違いについてまとめます。
どちらを受講するか迷っている方は、
中学英語くらいの基礎があり、がっつり負荷をかけて英語の瞬発力を高めたいならカランメソッド
英文法を丁寧に確認しつつ英語を話すための土台をじっくり整えたいならDMEメソッド
を選ばれると良いと思います!
なお、個人的には英語のスピードに不慣れなうちは着実に基礎を固められるDMEメソッドからスタートした方が挫折の可能性がかなり低くなると感じます。
私の受講しているスクールはこちらです。無料でレベルチェックと体験レッスンが受講できます↓
各メソッドを受講した効果について詳しく書いた記事もありますので、よろしければどうぞ^^